ゲームをプレイしていると、攻撃時の爆発や、魔法を使ったときの光のエフェクト、キャラクターがダメージを受けたときのヒットエフェクトなど、さまざまな視覚効果が目に入ると思います。これらはすべて「ゲームエフェクト(VFX)」と呼ばれるものです。
エフェクトは単に「派手な演出」ではなく、ゲームをより楽しく、わかりやすくするために欠かせない重要な要素です。では、エフェクトとは具体的に何なのか、どのような役割を持つのかを詳しく解説していきます!
そもそも「エフェクト」とは?
エフェクトとは、日本語で「効果」という意味です。
ゲームにおけるエフェクトは、主に視覚的な演出を指し、画面上で発生する光・炎・煙・爆発・水しぶきなどの特殊効果のことを指します。
エフェクトの例
・剣を振ると「斬撃エフェクト」が発生(攻撃の爽快感を演出)
・火の魔法を使うと「炎のエフェクト」が出る(魔法の種類をわかりやすくする)
・敵を倒すと「爆発エフェクト」が起こる(戦闘の盛り上がりを演出)
・キャラクターがダメージを受けると「ヒットエフェクト」が表示される(攻撃が当たったことを伝える)
エフェクトはゲームの雰囲気を盛り上げ、プレイヤーにゲームの状況をわかりやすく伝える役割を持っています。
エフェクトの役割とは?
エフェクトには、ゲームの魅力を引き出すために大きく分けて2つの重要な役割があります。
1.ゲームを「派手に」「魅力的に」する
ゲームの画面が何もないと、動きが単調で味気ないものになってしまいます。
しかし、エフェクトを加えることで、ゲームの演出が華やかになり、プレイヤーの没入感が高まります。
例:RPGの魔法演出
▶ 「火の魔法を使う」だけだとシンプルすぎる
▶ 魔法陣が出現し、炎が燃え上がるエフェクトが加わると、強そう!カッコいい!と感じる
▶ これにより、プレイヤーは「強力な魔法を使っている!」という感覚を得られる
エフェクトがあることでゲームが視覚的に楽しく、ダイナミックなものになります。
2.ゲームの状況を「わかりやすく」する
ゲームには、プレイヤーが一瞬で状況を判断しなければならない場面がたくさんあります。
エフェクトは、「今何が起こったのか?」を直感的に伝える役割も担っています。
例:アクションゲームの攻撃エフェクト
✅ 剣を振ると「斬撃エフェクト」が出る → 「今、攻撃が出た!」とわかる
✅ 敵に攻撃が当たると「ヒットエフェクト」が発生 → 「ちゃんと攻撃が当たった!」と認識できる
✅ 必殺技の発動時に画面が光りカットが切り替わる → 「特別な攻撃が始まる!」と理解しやすい
エフェクトがあることで、プレイヤーはゲームの状況をスムーズに理解しやすくなります。
代表的なエフェクトの種類
エフェクトにはさまざまな種類がありますが、特にゲームでよく使われるものを紹介します。
エフェクトの種類 | 説明 | 使用例 |
攻撃エフェクト | 攻撃時に発生する斬撃や弾の軌跡 | 剣を振るときの「斬撃」 |
魔法・スキルエフェクト | 魔法やスキルを発動したときの視覚効果 | 炎や雷の魔法 |
爆発エフェクト | 爆発の瞬間の視覚演出 | 爆弾が爆発する |
煙・砂埃エフェクト | 地面の衝撃や移動時の砂ぼこり | 車のタイヤが滑るとき |
ダメージエフェクト | ダメージを受けた際の演出 | 敵に攻撃が当たったときの「ヒットエフェクト」 |
環境エフェクト | 天候や背景に影響を与えるエフェクト | 雨や雷、炎が燃える演出 |
エフェクトは、攻撃やダメージだけでなく、ゲームの世界観を表現するためにも使われるのが特徴です。
初心者がエフェクトを学ぶには?
エフェクトを作れるようになるには、まずゲームエンジンの「パーティクルシステム」を学ぶのがオススメです。
✅ Unityを使うなら → 「Shuriken」というパーティクル機能
✅ Unreal Engineを使うなら → 「Niagara」というエフェクト作成ツール
これらを使うことで、炎・煙・光のエフェクトを作ることができます!
私個人的な意見ですと、はじめてエフェクトを作るのであれば、unityのパーティクル機能をオススメします。
初心者向けの学習ステップ
1️⃣ エフェクトの種類や役割を理解する
2️⃣ UnityやUnreal Engineのパーティクルシステムを触ってみる
3️⃣ 本、チュートリアルを見ながら、小さな簡単なエフェクトを作る(炎や煙など)
4️⃣ ゲームの演出に合わせたオリジナルエフェクトを作ってみる
┗手が進まないようであればゲームエフェクトを参考して作成してみましょう
まとめ:エフェクトの基本とは?
●エフェクトとは「ゲームの視覚的な効果」のこと!
● ゲームを「派手に・楽しく」するだけでなく、「状況をわかりやすく伝える」役割がある
● 炎・煙・爆発・光・攻撃エフェクトなど、さまざまな種類がある
● Unityの「Shuriken」や、Unreal Engineの「Niagara」を使うと作れる!
これからエフェクトを学びたい方は、まずはUnityやUnreal Engineをインストールして、実際に触ってみるのがオススメです!
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