爆発エフェクト入門!シンプルな爆発を作るための基礎テクニック

Unity

はじめに

ゲームにおいて「爆発エフェクト」は欠かせない要素の一つです。しかし、初心者の方にとっては「どう作ればいいの?」と戸惑うことも多いと思います。
そこで今回は、シンプルな爆発エフェクトを作るための基礎テクニックを初心者の方にもわかりやすく解説していきます!制作過程を見たい方はこちらの記事がおススメです。

爆発エフェクトの基本構造

爆発エフェクトは大きく分けて以下の4つの要素で構成されています。

発火(初期フラッシュ)

・爆発が発生する瞬間に一瞬だけ光る部分
・強い閃光を使い、爆発のエネルギーを強調する

炎と煙

・爆発のメイン部分
・炎は急激に広がり、すぐに消える
・煙は炎の後に残り、徐々に上昇しながら消えていく

中心のドームが今回のメインの爆発になり、その外側が爆発時に発生する煙表現である。

衝撃波

・爆風の影響を表すために、爆心地から広がるエフェクト

・空気の歪みや光の波紋を作るとリアルに見える

今回は地面から広がるショックウェーブで衝撃を表現している。

煙と破片

・煙は爆発後に残り、ゆっくりと拡散する

・破片は爆発の勢いを伝えるために重要な要素

こちらを説明しましたが、あくまで一例になります。絶対これが入っていないといけないわではわりません。ゲームによっては間引かれている要素もあります。

爆発エフェクトの基本構造を説明しましたが、あくまで一例になります。絶対これが入っていないといけないわではわりません。ゲームによっては間引かれている要素、炎と煙が間引かれていることもあります。

爆発エフェクトを作るための基礎テクニック

爆発エフェクトを作るには、パーティクル(粒子)システムを使った方法を解説します。

発火(初期フラッシュ)の作成

  • 短い時間で明るい発光を作成
  • 黄色や白色を使用
  • 0.1秒~0.3秒程度で消えるようにする

ポイント

エネルギーの強さを表現するために、一瞬だけ画面全体を明るくするのも有効

炎と煙の作成

パーティクル設定

  • 色の変化: 黄色 → オレンジ → 赤 → 黒(煙)
  • サイズの変化: 小 → 大 → 消える
  • ライフタイム(生存時間): 短め(0.5~1.5秒程度)

動きの設定

  • 爆発の勢いを出すために、中心からランダムな方向へ拡散させる
  • 空気抵抗を考慮し、炎が素早く消え、煙はゆっくりと広がるようにする

衝撃波の作成

  • 円形の波紋を広げる
  • 透明度を徐々に下げる

破片の追加

  • 小さな破片(四角形や三角形)をランダムな方向へ飛ばす
  • 重力を適用し、地面に落ちるように設定
  • 破片は小さくして、多めに出すと迫力が出る

爆発エフェクトをより魅力的にするポイント

タイミングを調整する

  • 爆発は一瞬で発生するが、煙は長く残る
  • それぞれのエフェクトの時間差を意識するとリアルに見える

色の変化を工夫する

  • 明るい色から暗い色へのグラデーションを意識することで、自然な爆発感が出る

パラメータを調整する

  • ランダム性を追加すると、自然な広がりを表現できる
  • 風の影響を加えることで、よりリアルな煙の動きになる

まとめ

爆発エフェクトは、発火 → 炎と煙 → 衝撃波 → 破片の流れを意識して作成すると、リアルで迫力のある表現ができます。また、パーティクルシステムを活用すると、初心者でも簡単に爆発を作成できます。

ぜひ、今回紹介したテクニックを活用して、魅力的な爆発エフェクトを作ってみてください!

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